芸能人はカードが命!20ありがとうございました。

10/5開催のアイカツ!オンリーイベント「芸能人はカードが命!20」に
サークル参加いたしました。
スペースにお越しくださいました皆様、誠にありがとうございました。
また、諸用で途中退場してしまったため行き違いになった皆様、
大変申し訳ございませんでした。
boothにて通販を開始いたしましたのでチェックしてくださると嬉しいです。


「さぁ、長谷川まつりの話をしよう。vol.1」が通販分まで在庫が回らなかったのと
(すみません。奇文とミトクリームを収録していました。)、
本のページ数の兼ね合いで後書きを載せていなかったので
少しだけセルフライナーノーツ的なものを書こうと思います。
内容が「さぁ、長谷川まつりの話をしよう。」とやや重複しますがご勘弁の程を。


2019年の私の活動は「長谷川まつりを幸せにする方法」を
考える機会を与えられたところから始まります。

考え抜いた末に導き出したのが
彼女がアイドル人生を終える(これは私の妄想)2020年3月に
「楽しかった!」と笑顔で言えるように楽しい思い出でいっぱいにする、
それを成功させるには「アイカツ世界線での彼女のファンを増やす」
ということが必要だと思いました。
アイカツ世界線の中で生きる様々な人物の目から見た彼女を知りたい。
そして共に応援したい。架空のファンは次第に増えていきました。

4人ほど私の中で増えたところで
「十人十色の長谷川まつりファンになったきっかけ」の文章を
「さぁ、長谷川まつりの話をしよう。vol.1」に収録しようと考え、
ミトクリーム、1枚のチェキ(「茉莉は高嶺の花だから。」の仮タイトル。
タイトルは彼女を推すきっかけのアイテムで揃える予定でした。)
を同時進行で書き始めました。
ところが、1枚のチェキは地下アイドル現場の空気感、
ライブハウスの妖しさ(語弊があったらすみません。)を
どうにか書きたくて、チェキに辿り着くまでがまあ長くなるだろうと
思ったところで芸カ20のサークル申し込み締め切りが近づいてきました。
あ、これはいっそ独立させてしまおう。
8月13日、申し込み締切日に覚悟を決めてサークルカットを提出しました。


書き進める中で迷う点が2つ出てきました。
「ガチ恋オタクはそれをSNSで発信するのか」、「2020年3月の描写」です。
前者は自らガチ恋を名乗る人、
名乗らずとも、他者から見てそれと思われる人などを見て
「私の中のガチ恋オタクはどちらだろう」と
推しアイドルグループのオタク達を見て思いました。
自らそれを名乗ることで清々しく見ていて応援したい人もいますし、
その逆(私はフォローしてませんが)も居て然りです。

そこにあるのは愛情なのに、「恋」という文字が加わるだけで厄介な感情。
今回恋愛に関する名言を各話冒頭と最後、全部で5つ載せました。
4つはスタンダール、最後のはリチャード・バックによるものです。

スタンダールは名言と人物像を調べているうちに著書の「赤と黒」を読みたくなりました。
名言の1つ「僕の魂は、もし燃え上がらなければ苦しむ業火なのです。」
載せたかったですね。うまくかみ砕けなかったので諦めましたが。
本書のオタクは恋愛経験の浅いこじらせ系ですが多分良い奴です。多分ね。

ちなみに私が自分自身にスタンダールの名言を贈るとしたら

いとしい女にはあんな長所、こんな長所があると君が信じて疑わないのは、
ひとえに想像力のなせるわざである。
です。

長谷川まつりをよろしくお願いします。


後者の「今より少し未来の話」は載せるか載せないかを最後まで悩んだ上、
それが波及して別の話も筆が全然進まないという、
いよいよ初めて原稿を落とすのではないかと切迫した状況でした。

「長谷川家外商の記録」やその他既刊はずっと過去の話を題材にしていました。
物理的に時間が経過していればその間を埋めることはいくらでもできるのですが、
2017年4月に発覚した「長谷川まつりのポップ属性」等、
未来はどうなるかわからないので筆を進めるのが怖くもありました。
件の出来事の前、私は彼女をキュート属性だと思っていました。かわいいから。
(アイカツ!の世界のアイドルはキュート、クール、セクシー、ポップという4つの属性の
いずれかに属しています。属性以外の楽曲や衣装を着ることももちろんあります。念のため。)
ですので、10月5日から放送している「アイカツ!オンパレード」内で
うっかり「今の長谷川まつり」が出てきたら、
私の妄想は固まり始めた冷凍庫の氷の表面に指を突っ込むかの如く
簡単に崩れてしまうのです。むしろそれを望んでおりますが。
ところで、人生に一回はやりますよね、作りかけの氷に指を突っ込むやつ。
やった事なければ今すぐやって。
「うちの冷凍庫は自動製氷だから」?知らんわ製氷皿買ってきなさいよ。


閑話休題(すぐカリカリしててダメですね) 。
脱稿後、巻末に載せたライブのセットリスト冒頭を1人で再現しました。
1曲目から、歌うだけでは飽き足らず観客を煽るサンボルちゃんとオタクを
1人何役も務めた結果、3曲目の冒頭を歌った後で
「このセトリ組んだの誰だ!私だ!?」と我に帰りました。
間に入るMCを無視して6曲目まで一気に歌い、
曲のつなぎは良いけど冒頭4曲でオタクの体力を奪いその後の曲目で
精神的に命を削る感覚は、まさに自分の厄介な性格が滲み出ていると改めて認識しました。
そして、新刊の最後のシーンを1人で再現して
「こんなん誰でもガチ恋になるわ!!」と悶えました。
私も長谷川まつりに私信もらいたい…。
アッやっぱり良いです。長谷川まつりに認知されたくないオタクなので…。
セットリストはいつかオタクと分担して再現したいですね。
サイリウム振ってぶち上がりたいですね。

アイドルとの接近を書いた(つもり)の本書ですが実体験をベースにしている為、
このオタクは私と同じようにアワアワしています。すみません。
私の贔屓している方々は皆様大変美しいので、美しい人達が努力をしている姿、
様々な活動が大きく成功した時の過程を見せてくれることへの感謝、
尊敬の念を抱いている中、そんな方々がファンに、私に話しかけてくれている。
畏怖の念を抱くのは仕方ないのです。
人生という道の中で、芸能活動を選んでくれて本当にありがとうございます。

最後になりますが、ここまでで2500文字超えております。
くどくど長い奇妙な文章をご覧いただき誠にありがとうございました。
引き続き、長谷川まつりを宜しくお願い致します。

村八